集中力を保つには〜上手なリフレッシュ法〜

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効率のよい学習には、上手な休憩が不可欠。

あなたはどれだけの時間、集中して勉強することができますか。
30分でしょうか。それとも1時間、2時間と長時間集中することができるでしょうか。

集中力がないと悩んでいる人でも調子が出てくると続けて勉強することもあるのではないでしょうか。
しかし、実はこれはあまり効率の良い勉強のやり方ではありません。
効率的に勉強を行うために必要なもの、それは休憩です。

今日は集中が持続するための休憩の仕方について考えてみましょう。

「同時通訳」という仕事から考える「人の集中時間」

みなさんは「同時通訳」という仕事を知っていますか。
同時通訳とは、話し手の話を聞くとほぼ同時に別の言葉に翻訳を行うもので、
国際学会や主要国の首相が集まる会議サミットなどで自分の国の人が他の国の意見を
すばやく理解するのをサポートするために活躍しています。

同時通訳の世界では、集中力の持続は15分が限界と言われています。
同時通訳は、五感のうち4つをシャットアウトし、神経を耳だけに集中させます。
そのために3人1組になってローテーションで回しているのです。

人の集中力が高いときは、おでこのあたり、脳の前頭前野という部分が活発に動いています。
前頭前野は、脳の最高の司令塔。記憶や情報などを引き出して統合し、判断や意思決定をしている場所です。
同時通訳はこの作業をフルスピードで行うため15分しか集中が続かないのです。
プロの人でも最大限の集中をすると数十分しか保てません。
つまり、集中力は続かないものなのです。

多少の個人差はありますが、人が集中できる時間は平均して50分だと言われています。
この時間をこえて勉強をしても自分では集中して勉強をしているつもりでも
脳はかなり疲れていて効率的に勉強することはできません。
だからこそ効率よく集中するためには、適度に脳を解放する休憩が必要になります。

五感を刺激してリフレッシュ!

休憩は自分自身がリラックスできるものでなければなりません。
そのためのポイントは「勉強で使った神経とは別の部分を刺激する」ことです。
こうすることで今まで活発に使っていた神経を休ませて脳を解放することができます。
もっと単純に言うと「五感を刺激する」ことが大切であるということです。

効果的な休憩方法の例としては、

◎伸びをする<触覚>
◎立ち歩く<触覚>
◎甘いものを少し食べる(チョコレートなど)<味覚>
◎音楽を聴く<聴覚>
◎友達とおしゃべりをする(周りには気を遣って)<聴覚>
◎水分を摂る<味覚>
◎景色や緑のものを見る<視覚>

などがおススメです!
伸びや立ち歩きなどは、体全身の血行を良くするので、リフレッシュ効果は高いと思います。
また、脳のエネルギーは糖分なので、甘いもの少し食べるのも良いでしょう。
ただ、食べ過ぎるのはNGです。

「スイッチ化」で自然とメリハリのつく身体に

もう1つ参考までに休憩テクニックを紹介します。

みなさんには、少しだけ休憩しようと思っていたのに、
気づけばかなり長時間だらだらと休んでしまった経験はないでしようか。
これを改善するために「スイッチ化」という方法があります。
「スイッチ化」とは端的に言うと「条件反射」のことです。
熱湯に指をつけると瞬時に手を引っ込めることがよくある例ですが、これが勉強にも応用できるのです。

だらけてしまう休憩時間から集中力を取り戻すために「何かの合図」で条件反射的に意識づけをするのです。

■休憩時間が終わって勉強に戻ろうとするとき、一本締めのように両手を広げて「パンッ!」とたたく。
同時に「よし、休憩終わり!」と言って勉強に戻ります。

■休憩タイムが終わったら、必ず何かお菓子を食べるようにする。
ミンティアでもフリスクでもガムでもアメでも、何でもいいです。

ただし、毎回同じお菓子で。それを自分の中で休憩終了の合図にするわけです。内容は何でも構いません。
1つだけ条件があって、それは「毎回同じ合図(動作)をする」ということ。条件反射だけに。
これを繰り返していくと体に勝手にスイッチが出来上がりスムーズに切り替えが可能になります。

これらのテクニックも参考にして、
今まで無意識に過ごしていた休憩時間もさらに有意義なものにしていきましょう!