「セルフ・ハンディキャッピング」に向き合う

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「テスト勉強せなあかんのに、部屋を掃除したくなる」あの現象

テスト勉強をしていて、急に部屋を掃除したくなることってありませんか?
僕は、大学生になった今でも(むしろ今の方が)よくあります(笑)
あの現象、実は論文とかも出されているぐらい、ちゃんと研究されている現象で、
「セルフ・ハンディキャッピング」という名前がついています。

では、なぜ「セルフ・ハンディキャッピング」をしてしまうんでしょうか?
それは、失敗しても「掃除してて勉強できへんかったし、仕方ないか」と、
自分でない他のところに責任があると自分を納得させることで、自尊心を守ろうとするから、
また、成功したときには「あんまり勉強してなかったのに良い点数取れた」と、
自分自身に対する評価をより高められるから、だと言われています。
もっと端的にわかりやすく言うと、
「失敗しても自分のせいじゃない。けど、成功したら自分のおかげ。」
という考え方のもとで、とってしまう行動なんです。
そう言われると、なんかズルい気はしますよね?

厄介な「セルフ・ハンディキャッピング」ですが、どうやって向き合えばいいんでしょうか?
僕の中では、方法は大きく2つあるんじゃないかなと思います!

方法① 周りに「できる」と宣言する!

「今回のテスト、めっちゃ難しいところが範囲やし、点数下がりそう」ではなくて、
「今回のテスト、めっちゃ難しいところが範囲やけど、絶対前よりいい点数とる」と
先に宣言してしまいましょう!
もちろん怖いことだとは思いますが、「言っちゃったからにはやらな!」という気持ちが働いて、
より一層頑張ることができるはずです!
「背水の陣」と言う言葉があるのを知っていますか?
「一歩もあとにはひけないせっぱ詰まった状況・立場。また、そういう状況に身を置いて、
必死の覚悟で事にあたること。」(大辞林より)という意味だそうです。
この考え方はまさに「背水の陣で臨む」ということですね!

方法② 失敗したときに言い訳をせず、自分に責任があると考える

個人的に、より大事なのはこちらの方かなと思います。
失敗したときに、「でも〇〇だったから」と言うのが一番ダメです!
受験の結果が出た後、自分の思うようにいかなかったとして、
「でもあの問題文、全然何言ってるかわからんかったから」と言って、
本当に納得できるでしょうか?
定期テストならいいかもしれませんが、受験に置き換えて考えると違って思えるはずです。

失敗の原因を、自分でない他のところに探してしまうと、何も次につながりません。
「失敗は成功のもと」と言いますが、まさにそうだと思っていて、
「失敗を失敗で終わらせてしまう」ことほど勿体ないことはないかなと思います。
定期テストや模試が終わって、うまくいかなかったとき、その反省を生かして
次の機会に臨むことで、その失敗は確実に成功のための糧となっているはずです!
特に大学に入って感じることですが、失敗は全く恥ずかしいことではありません。
どれだけ「すごいな」と思える人でも、大きな失敗を経験しているからです。
ずっと成功していても、自分の考えや価値観はそれ以上大きなものにならないし、
失敗を重ね、自分を見つめ直し、また次の機会にチャレンジすることで、
知らなかったことがわかるようになり、考えもしなかったことを思いつくようになります。

本当に恥ずべきことは、「失敗して言い訳をしてしまう」ことです。
もちろん、自分に失敗の責任を求めることは、心理的にはかなりハードルの高いことです。
どうしても、それだけでは自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。
そんなときには、自分を褒めてあげることも必要でしょう。
特に保護者さんやRingの先生は、皆さんのことをちゃんと見ているし、
皆さん一人ひとりのいいところをちゃんと知っています!
うまく自分を律して勉強に取り組みながら、苦しいときは近くの信頼できる人に相談し、
自分の目標に向けて、最後まで走りぬきましょう!

リングアカデミー講師 三木 裕介