「正しい」模試との向き合い方

mantenn

皆さんにとって模試とは?

皆さんの中には、つい最近模試を受けた人もいますね?

結果はいかがだったでしょうか?

「思った以上にできていた!」 「やばい、悪すぎた・・・」

人によって結果はそれぞれだったと思います。 喜んだり、落ち込んだり、様々な感情を抱いたことでしょう。 これから受検本番まで、様々な種類の模試を受けることと思います。1回1回の貴重な模試を無駄にしないためにも、今回のコラムでは「正しい」模試との向き合い方をご紹介します。

点数に一喜一憂するのは「5秒」まで!

まず、最初の向き合い方は、「点数」との向き合い方! 失敗パターンの代表例は、

「悪い点数を取ってしまったことにショックを受けて、自分は勉強ができないと思い込んでしまうこと」。

これはとてももったいない。 考えてもみてください。皆さんにとって一番大事なことは何ですか? それは、「入試本番で合格点数を取れること」。 いくら模試で高得点が取れても、入試本番で点数が取れなければ意味がないのです。 ですので、模試の「点数」に必要以上に惑わされる必要はありません。もちろん、点数が悪かった場合、「反省」はしましょう(笑)。

 

まずは、「課題」を見つけよう

点数を頭から消し去ることができた後は、自分の今の「課題」を見つけましょう。

例えば、数学を例にとって考えます。間違いの傾向が、「分野ごとの理解はできていたけど、すべて計算間違いで失点してしまっている」であるとすれば、あなたの課題は、「計算能力が低いこと」になります。

このように、「間違い箇所から課題を抽出(ちゅうしゅつ)する」という作業が必要です。

ここでは、実は間違い箇所が多いことが有利に働きます。それだけ、課題を探す機会が増え、多くの課題を見つけ出すことができるからです。すべて正解だと、実は「本当はあったかもしれない課題」を見逃してしまうこともあるかもしれません。

次への「具体的行動」と「目標」をセットする

課題が見つかった後には、その課題に対して、どの参考書・問題集をどれだけするかという「具体的な行動」と、次どうしたいかという「目標」を決めましょう。

先ほどの例で言うと、計算間違いをなくすために、「計算ドリルを毎日1ページずつやり(=具体的行動)」、「次の模試では計算ミスは1問もしない(=目標)」と決めます。

ここでのポイントは、行動も目標も、「数字と結びつけること」。毎日「1ページ」や、「1問もミスしない」など、数字として具体的に落とし込むことが重要です。

常に「次」を見据える

いかがだったでしょうか? 1回1回の模試に一喜一憂することなく、常に、「次どうするか」を決めるための機会が模試です。

それぞれの模試の結果は、あくまでも結果以上の何物でもなく、そこからどれだけさらなる成長のためのヒントが得られるかが一番重要です。

皆さんは、将棋の羽生善張治名人を知っていますか? 過去に、名人、竜王、棋王、棋聖、王位、王座、王将のタイトルをすべて獲得するという、前人未踏の七冠独占を成し遂げた「勝負師」です。

彼がこのような言葉を残しています。

「いかにして早く気持ちを切り替えるか、それが大事。終わったら、次の対局や次の目標、あるいは次の課題について考える。」

稀代の勝負師を見習って、皆さんも、受検という「一大勝負」に勝ってやりましょう!

リングアカデミー講師 薮本 悠平